Apple関連製品の著名なアナリストMing-Chi Kuoは11月12日(現地時間)、iPhone XRの出荷数が従来予想を下回るとする新たな調査レポートを公開しました(MacRumors)。
iPhone XSやレガシーiPhone(iPhone 8など)の需要によっていくらかは相殺されるものの、iPhone全体の出荷数は2019年の第1四半期で15%〜20%減少すると予想しています。すなわち今四半期のiPhone全体の出荷数は前回予想の7500〜8000万台と同じですが、来年の第1四半期の見積もりが前回予想の5500〜6000万台から4700〜5200万台に引き下げられています。
We have reduced our iPhone XR shipment estimation from 100mn units to 70mn during the new product lifecycle (4Q18–3Q19) for the following reasons: 1) Negative impacts on consumer confidence from the trade war, especially in the Chinese market, 2) expectations from more users for more affordable XR or the dual-camera and narrower bezel design to be provided at the current price level, and 3) competition from Huawei's Mate 20 series. We have reduced our XR shipment estimations for 4Q18, 1Q19, and 2Q19 by 30–35%, 25–30%, and 25–30% to 30–35, 20–25, and 10–15mn units, respectively.
iPhone XRに関しては、2018年第4四半期から2019年第3四半期を通した出荷の予想を1億台から7000万台に、3000万台分減少すると予測しており、減少の理由としては、中国市場における貿易戦争の悪影響や、消費者の信頼感への悪影響、現行のXRよりもより安く性能の高い製品への期待、Huwaei Mate 20シリーズなど競合製品の登場などをあげています。
iPhone XRに関しては以前日経が増産の中止が指示されたとも伝えており、当初の予想より売れ行きが低迷しているのかもしれません。