
MacやPCでおなじみのブルーライトカットソフト「f.lux」のiOS版が公開されました(MacRumors、iDownloadBlog)。現在まだベータ版扱いで、使用するためには自力でソースコードからビルドする必要がありますが、Xcode 7と無料の開発者アカウントさえあれば実際に使ってみることができます。
以下実際にビルドする方法を説明します。
目次
ビルド
事前準備として以下のものが必要です。
- Mac OS X 10.10
 - Xcode 7
 - 有料・無料で取得できるAppleの開発者アカウント
 - f.lux for iOSのソースコード(ダウンロードし解凍しておく)
 
次にビルドの準備を行います。
- Xcodeでiflux.xcodeprojを開く
 - Xcode > Preferences > Accountsと進み、開発者アカウントを登録
 - Targets > iflux > General > IdentityのBundle Identifierをユニークなものに変更。例えば「com.justgetflux.ifluxsrc256」
 - その下にあるTeamで登録した開発者アカウントを選択
 
以下のステップはiPhone/iPadを接続して実行します。
- XcodeのメニューのProduct > Destinationで接続したiOSデバイスを選択(f.luxはシミュレーターでは動作しません)
 - Cmd-Rを押してf.luxをビルド
 - 初回実行時、設定 > 一般 > プロファイルで開発者アカウントを信頼する必要があるかも
 - 再度実行し位置情報と通知へのアクセスを許可する
 
ビルドに少し時間がかかりますが問題なく動作させることができました。

f.luxアプリの左下にあるボタンをタップすることで有効、無効を切り替えることができます。いずれはApp Storeでリリースされるのかもしれませんが、一足早く試してみたいという方はf.lux for iOSのサイドローディングにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
