およそ2年前に発売されたiPhone 6とiPhone 6 Plusに、ディスプレイ上部にグレイのバーが表示され、タッチスクリーンが動作しなくなる致命的な不具合が多数発生していることが判明しました(MacRumors、9to5Mac)。
おなじみの修理業者iFixitによると、同社やその他修理業者に対しiPhone 6/6 Plusを所有しているユーザーから多くの不具合報告が行われているとのこと。Apple support forumでも多数の議論が交わされています。
…according to repair pros, the problem isn’t the screen at all. It’s the two touchscreen controller chips, or Touch IC chips, on the logic board inside the phone…“This issue is widespread enough that I feel like almost every iPhone 6/6+ has a touch of it (no pun intended) and are like ticking bombs just waiting to act up,” says Jason Villmer, owner of STS Telecom”
iFixitは不具合の原因はディスプレイユニットにはなく、コントローラーチップに問題があると主張しています。
ロジックボードに存在するU2402 Meson、Cumulus U2401とよばれる2つのTouch ICチップのはんだづけが経年変化により接触不良となりタッチスクリーンが動作しなくなるため、修理するためにはTouch IDもしくはロジックボードをまるごと交換する必要があるようです。
Appleは現在公式には問題の存在を発表しておらず、Apple Storeでの対応がどうなるかは個別の事例によって異なる状況のようです。致命的な問題だけにリコールや修理プログラムが発動される可能性もありそうです。