iTerm2のテーマをPuttyで使いたいと思い、色設定を変換するRuby製小物ツール「iterm2putty」を作りました(GitHub)。一部のマニア以外全く用がないツールだと思いますが、せっかくなのでご紹介。
何をするものなのか
iTerm2の色設定ファイル(plist形式の.itermcolorsファイル)を読み込み、標準出力にPuttyの色に関するレジストリ設定を書き出すツールです。
最初の画像のiTerm2と全く同じ色設定をPuttyに適用するとこのようようになります。フォントが異なるので全く同じ見た目は再現できませんが、色は同じです。
iTerm2の色設定ファイルはデフォルトでついてくるものとか、以下のリンクからダウンロードしたものを使うことができます。
使用方法
git cloneしてきてローカルにbundle installするのがおすすめです。
$ git clone https://github.com/src256/iterm2putty.git $ cd iterm2putty $ bundle install --path .bundle
あとは好きなiTerm2の色設定ファイルをみつけてきて、結果をregファイルにリダイレクトしてください。
$ bundle exec ruby bin/iterm2putty sample.itermcolors > sample.reg
レジストリファイルのセッション名の部分を、自分が使っているPuttyのセッション名に書き換え、Windowsマシンにコピーしてダブルクリックすれば完了です。既存の色設定は上書きされます。必要ならば先にバックアップしておいてください。
ツールが書き出すセッション名は以下のように「sample」固定になっているので、ここを書き換えてください。
[HKEY_CURRENT_USER\Software\SimonTatham\PuTTY\Sessions\sample]
Puttyのセッション名は「セッション一覧」のところに表示されている文字列です。
まとめ
色の変換は手探りで行っているので、ひょっとしたらバグっている可能性があるかもです。なにか不具合がみつかった場合は、pull requestよろしくです(これがいいたかった)。
iTerm2とPuttyの色設定に関する情報は、私のWikiに(断片的にですが)まとめてあります。こちらもよかったらどうぞ。