Appleは先日、iTunesの最新版v12.7を公開し、iTunesからiOS App Storeを完全に削除する重要な変更を行いました。
これによってiTunesからiOSアプリが購入できなくなっただけではなく、MacのブラウザでiOSアプリのダウンロードリンクをクリックした際、おかしな振る舞いが発生するようになっているようです。
The Loopが、Kirk McElhearn氏のブログから引用した情報によると、MacのSafariでiOSアプリのダウンロードリンクをクリックした場合、アプリのWebページがブラウザで表示され、これまで同様iTunesが起動し、App Storeで該当アプリの表示が試みられます。
しかしiTunesにはApp Storeが存在しないため、もう一度Safariでアプリのページが表示され…さらにiTunesが起動し…といった流れが数回くりかされるというのです。
今回発生しているリダイレクト問題は、アプリのWebページのURLからクエリ文字列を削除すれば良いとの指摘がありますが、この問題が解決したとしてもWindows PCやMacからiOSアプリが購入できなくなった事にはかわりがありません。
またiTunesがiOSアプリの管理を行わなくなったことで、古いアプリのバックアップがリストアできないという問題も浮上してきています。
Appleが、iOSアプリの購入や管理をiTunesで行っていたユーザーの不満をどのように解消するのか注目を集めそうです。