Oracleは本日、OpenJDK Java 24をリリースしました(mail.openjdk.org)。
Java 24は多数の新機能や変更を含む新バージョンで、無料で利用できるオープンソースビルドや、非オープンソースライセンスが適用される商用ビルドを公式サイトよりダウンロードすることができます。
Java 24の主な新機能は以下の通りです:
正式採用された機能
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JEP 484: Class-File API
クラスファイルを操作するための新しいAPIを提供する。 -
JEP 485: Stream Gatherers
ストリーム操作のための新しい集約機能を導入する。 -
JEP 486: Permanently Disable the Security Manager
セキュリティマネージャーを恒久的に無効化する。 -
JEP 496: Quantum-Resistant Module-Lattice-Based Key Encapsulation Mechanism
量子耐性のある格子ベースの鍵カプセル化メカニズムを導入する。 -
JEP 497: Quantum-Resistant Module-Lattice-Based Digital Signature Algorithm
量子耐性のある格子ベースのデジタル署名アルゴリズムを導入する。
プレビュー機能
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JEP 478: Key Derivation Function API (Preview)
鍵導出関数のためのAPIをプレビューとして提供する。 -
JEP 487: Scoped Values (Fourth Preview)
スコープ付き値の機能を第4回目のプレビューとして提供する。 -
JEP 488: Primitive Types in Patterns, instanceof, and switch (Second Preview)
パターン、instanceof
、およびswitch
文でのプリミティブ型のサポートを第2回目のプレビューとして提供する。 -
JEP 492: Flexible Constructor Bodies (Third Preview)
柔軟なコンストラクタボディを第3回目のプレビューとして提供する。 -
JEP 494: Module Import Declarations (Second Preview)
モジュールインポート宣言を第2回目のプレビューとして提供する。 -
JEP 495: Simple Source Files and Instance Main Methods (Fourth Preview)
シンプルなソースファイルとインスタンスメインメソッドを第4回目のプレビューとして提供する。 -
JEP 499: Structured Concurrency (Fourth Preview)
構造化された並行性を第4回目のプレビューとして提供する。
実験的機能
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JEP 404: Generational Shenandoah (Experimental)
世代別Shenandoahガベージコレクタを実験的に導入する。 -
JEP 450: Compact Object Headers (Experimental)
オブジェクトヘッダのコンパクト化を実験的に導入する。
新機能や変更点の一覧はこちらで確認可能です。