Oracleは21日、Javaのメジャーバージョンアップ版「Java 9」のリリースを発表しました(リリースノート)。現在Linux/macOS/Windows/Solaris SPARC用のJDK/JRE実行ファイルをOracle公式サイトよりダウンロードすることができます。
Java 9はJavaのメジャーバージョンアップ版で、言語仕様、JVM、インストーラー、ツールなど関連する多くのコンポーネントで新機能が多数追加されています。
なかでも注目の新機能は、Java Platform Module Systemと呼ばれるモジュールシステムの導入で、JavaのJDK自体もモジュール化されています。JDKやJREのラインタイムイメージは再構築され、パフォーマンスやセキュリティ、保守性が向上しています。
Java 9の新機能の大部分は、Java言語を利用する開発者に影響するものですが、一般ユーザーが利用するJREでも、ブラウザでJavaコンテンツを無効化するインストーラーオプションの追加や、Java Plug-inの非推奨化、Java Control Panelの更新など、いくつかの注目すべき変更が行われています。