jQuery開発チームは6月9日((現地時間)、jQueryのメジャーバージョンアップ版「jQuery 3.0」をリリースしました(公式ブログ)。
jQuery 3.0は2014年の10月から開発が続けられてきたjQueryの新バージョンで、互換性を維持しながらも軽量かつ高速に動作するように設計されています。v3.0では古いIEのための互換コードが全て除去されているため、IE6-8のサポートが必要な場合は、引き続き最新のjQuery 1.x系(現在の最新1.12)を使用することができます。
v3.0はメジャーバージョンアップでありながら大部分の互換性を保っており、バージョンアップしても大きなトラブルが発生しないことが期待されていますが、アップグレードをアシストするために3.0 Upgrade GuideやjQuery Migrate 3.0 pluginが準備されています。
v3.0の主な変更点は以下点が上げられています。
- jQuery.DeferredがPromises/A+と互換性を持つ
- .catch()がDeferredsに追加
- エラーを黙って失敗しないように
- 非推奨のイベントエイリアスの削除
- アニメーションでrequestAnimationFrameを使用
- jQueryカスタムセレクタの大幅なスピードアップ
その他ajaxやeffectsを除外したSlim buildが追加されています。
詳細は公式ブログを確認ください。