米Intelは30日(現地時間)、コードネーム「Kaby Lake」として知られる「第7世代Coreプロセッサ」を正式に発表しました(PC Watch、BetaNews)。
Kaby Lakeは、Broadwell、Skylakeに続き14nmプロセスを採用した3番目のプロセッサで、インテルがこれまで採用してきた「tick-tock」リリースサイクルに従わない初めてプロセッサとなっています。
ただし第7世代Coreに採用されている14nmプロセスルールは「14nm+」とも呼ばれる改良版で、回路やフィンの形状の改善によって12%ほど処理速度が向上し、同じ価格帯でもベースクロックやターボブースト時のクロックが引き上げられています。その他ビデオエンジンが改良され、4K HEVC 10-bitビデオのデコード/エンコードなどにも対応しています。
今回発表された第7世代Coreは、U/Yプロセッサと呼ばれるデュアルコアを採用した軽量ノート向きのもので、OEMに対してはすでに出荷が始まっています。これ以外のハイエンドノート向けのU/Hプロセッサ、デスクトップ向けのSプロセッサは来年の1月に追加される予定となっています。