Taylor Otwell氏は3月12日(現地時間)、PHP製のWebフレームワーク「Laravel 11」をリリースしました。
Laravel 11では、ミニマルアプリケーションアーキテクチャの導入や、SQLiteのデフォルト化、ヘルスルーティングの実装、秒単位のレート制限の提供、グレースフルな暗号化キーローテーションのサポート、キューテストの改善、新しいArtisanコマンドの導入、Resendメールトランスポートの追加、Promptバリデーターの統合など多数の新機能が追加されています。
ミニマルアプリケーションアーキテクチャは、Laravel開発者がすでに慣れ親しんでいる多くのコンセプトを保持しながら、よりスリムでモダンなエクスペリエンスを提供することを目的としています。アプリフォルダは大幅に簡素化され、HTTPカーネルとコンソールカーネルの両方が削除され、ほとんどカスタマイズされていなかった9つのミドルウェアはフレームワーク自体に移動され、例外ハンドラは削除され、Providersディレクトリは単一のプロバイダにスリム化されています。
新しいLaravelアプリケーションのデータベースストレージとしてSQLiteが使用されるようになり、Laravelのセッション、キャッシュ、キュー用のデータベースドライバーにも使用されるようになります。さらに、composer create-projectコマンドやLaravelインストーラーを使ってプロジェクトを作成すると、自動的にSQLiteファイルが作成され、最初のデータベース移行が実行されます
新機能の詳細は公式ブログあるいはRelease Notesで確認可能です。