Appleの新しいプログラミング言語「Swift」は、現在のところ開発者から絶大な人気を集めています。以前から使われてきた「Objective-C」を今から学習する価値があるのかどうか、開発者からすると悩ましいところですが、テックメディアVentureBeatは、ブログ「Swift is great, but you should still know Objective-C first」にて、Objective-Cを最初に学ぶ価値はある、と主張しています。
VentureBeatが、Objective-Cを学ぶ理由として挙げていいるものは以下の通り。
- フレームワークは変わらない: Cocoa Touchフレームワークの使い方はプログラミング言語から切り離されている。Objective-Cを使ってもCocoa Touchフレームワークの使い方を学ぶことができる。学習したフレームワークの使い方はSwiftでも活かせる。
- Objective-Cは試されテストされている: Objective-Cはアプリを書くための十分な実績がある。
- 学習素材が豊富: 参考書、動画、Webサイトなど学習に必要な情報が豊富に存在し成長しやすい。開発者のためのパターンやベストプラクティスも豊富。
- 両方使える: SwiftはObjective-Cと協調して動くように作られているため、既存のアプリを少しずつSwiftに書き換えるといったことも可能。
例えば、GitHubで公開されているオープンソースのiOS用ライブラリも、Objective-Cで書かれているものが、(当分は)大多数であろうと思われるので、使い方を理解するためにも、Objective-Cを知っていたほうが良さそうです。
この記事を取り上げたThe Loopでは、まずCを勉強し、次にObjective-Cを勉強し、最後にSwiftを勉強せよとまで述べています。さすがにそこまでいくと全くの初心者は気が遠くなってしまうかもしれませんが…(水がのみたいので井戸を掘る的な?)
個人的にMac用アプリを開発するためにヒレガス本を購入した直後に、Swiftの発表があり、ショックを受けていたのですが(汗、気を取り直して勉強し直そうかなと思いました。