
Linuxカーネル創始者のLinus Torvalds氏が、Linux 7.0 rc1の公開に合わせて、自身の後継者について軽く触れるという珍しいコメントを残しました。長年Linuxを率いてきた同氏が「継承問題」を語るのは非常に稀で、コミュニティでも注目を集めています。
Torvalds氏は7.0 rc1のリリースに際し、メジャー番号が上がった理由として「新しいメジャー番号になったのは、私が大きい数字が苦手で混乱しやすいからだ」と説明しています。
Linuxのバージョン番号には深い意味がないことを改めて強調したうえで、メジャー番号が「自分の許容範囲を超えるほど大きくなったらどうするのか」という話題に踏み込んだのです。
その頃には、もっと有能な誰かが引き継いでいるだろう
Torvalds氏は次のように述べています。
I don't have a solid plan for when the major number itself gets big,
by that time, I expect that we'll have somebody more competent in charge who isn't afraid of numbers past the teens. So I'm not going to worry about it.”
メジャー番号が大きくなったときの計画はない。
その頃には、10代以上の数字を怖がらない、もっと有能な誰かが Linux を引き継いでいるだろう
これはあくまでユーモアを交えた発言ですが、「Linuxの未来は自分以外の誰かに託される」という認識を同氏がはっきり示した点は重要です。実はLinuxコミュニティはすでに正式な継承計画(succession plan)を整備しており、Torvalds氏の発言はその流れを裏付けるものになっています。
なぜ今「後継者」が話題になるのか
Linuxカーネルは世界中のインフラを支える巨大プロジェクトとなっています。プロジェクトは創始者であるLinus Torvalds氏が率いていますが、同氏も50台後半に突入し、Linuxの未来を誰が担うのかというテーマが、いよいよ現実味を帯びて語られ始めたといえるかもしれません。
[via The Register]
