Linuxカーネル開発プロジェクトを率いるLinus Torvalds氏は12月11日、Linux mainline Kernelの最新版「Linux 4.9」のリリースをアナウンスしました(Softpedia、Phoronix)。
10月半ばから開発が進められてきたLinux 4.9のコードネームは「Roaring Lionus」。現在公式サイトより最新版カーネルのソースコードをダウンロードすることができます。
Linux 4.9には、AMDのGPUに関連した新機能が多数含まれ、例えばオープンソースのAMDGPUグラフィックスドライバには、Southern Islands / GCN 1.0ファミリのグラフィックカードの実験的なサポートが追加されています。また最近のAMD Radeon GPUに関しても、仮想ディスプレイのサポートやリセット機能の改善などが行われています。
その他、一部のAtomプロセッサにおけるP-Stateパフォーマンスの改良や、29以上のARMマシンのサポートの追加、Greybusサブシステムの導入、ファイルシステムの改良などが行われています。
4.9で導入された主な新機能の一覧はPhoronixの「The Best Features Of The Linux 4.9 Kernel」に分かりやすくまとめられています。
タイトル | Linux Kernel (mainline) | |
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公式サイト | http://www.kernel.org/ | |
ソフトアンテナ | https://softantenna.com/softwares/2041-linux-kernel-mainline | |
説明 | 現在開発中のLinux Kernel。 |