Linux開発者のLinus Torvalds氏は8月27日(現地時間)、Linux mainline Kernelの最新版「Linux 6.5」をリリースしました(Phoronix)。Linusは当初、このリリースが「長引くリリースのひとつになるかもしれない」と懸念していましたが、最終的にはリリース候補が追加されることもなく予定通りに公開されることになりました。
Linusは次のようにコメントしています。
So nothing particularly odd or scary happened this last week, so there
is no excuse to delay the 6.5 release.先週は特に奇妙なことも怖いことも起こらなかった。6.5のリリースを遅らせる言い訳はない。
Linux 6.5ではAMD「Zen」のサポートが改善され、ACPI CPUFreqではなくAMD P-State EPPドライバがデフォルトになりました。USB4 v2やMIDI 2.0カーネルドライバの初期対応、IntelハイブリッドCPUのロードバランサーの改善、AMD FreeSync Videoのデフォルト有効化など、さまざまな新機能が追加されています。
Linux 6.5の新機能の一覧はこちらで確認可能です。
Linux開発プロジェクトは多数の新機能が導入予定のLinux 6.6の開発サイクルに向けてすすんでおり、今後2週間のマージウィンドウが予定されています。
タイトル | Linux Kernel (mainline) | |
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公式サイト | http://www.kernel.org/ | |
ソフトアンテナ | https://softantenna.com/softwares/2041-linux-kernel-mainline | |
説明 | 現在開発中のLinux Kernel。 |