Linux 6.9がリリース - Intel Core Ultraのパフォーマンス向上や、大きなコンソールフォントの追加

Linux開発者のLinus Torvalds氏5月12日(現地時間)、Linux mainline Kernelの最新版「Linux 6.9」をリリースしました(Phoronix)。

Linus氏は、いくつか未解決のリグレッションの修正が残っているものの、リリースを1週間遅らせるほど大きなものではなく、6.9をリリースすることにしたとコメントしています。問題は軽微で、今後のアップデートで、バックポートによって対処される予定です。

So Thorsten is still reporting a few regression fixes that haven't made it to me yet, but none of them look big or worrisome enough to delay the release for another week. We'll have to backport them when they get resolved and hit upstream.

Thorstenはまだいくつかのリグレッションの修正を報告してくれている。 しかし、リリースをあと1週間遅らせるほど大きくもなく、心配するようなものでもなさそうだ。

So 6.9 is now out, and last week has looked quite stable (and the whole release has felt pretty normal). Below is the shortlog for the last week, with the changes mostly being dominated by some driver updates (gpu and networking being the big ones, but "big" is still pretty small, and there's various other driver noise in there too).

6.9がリリースされ、先週はとても安定しているように見えた)そしてリリース全体がとても普通に感じられた）。 以下は先週のショートログで、変更点のほとんどはいくつかのドライバのアップデートで占められている（GPUとネットワークが大きなものだが、「大きさ」はかなり小さく、他にも様々なドライバのノイズがある）。

Linux 6.9では、Intel Core Ultra(Meteor Lake)やAMDプロセッサでの性能向上や、AMD P-State Preferred Coreの最終的なマージ、Intel FREDのマージ、最新の4K+ディスプレイでの大きなフレームバッファコンソールフォントのサポート、AMD RDNA3+ /RDNA4 GPUの準備、DM Virtual Data Optimizer(VDO)のメインライン化など、さまざまな変更が行われています。

新機能の詳細はこちらで確認可能です。

	タイトル	Linux Kernel (mainline)
	公式サイト	http://www.kernel.org/
	ソフトアンテナ	https://softantenna.com/softwares/2041-linux-kernel-mainline
	説明	現在開発中のLinux Kernel。