The Linux From Scratchコミュニティトは9月1日(現地時間)、最新版のLFS(Linux From Scratch) v10.0をリリースした事を発表しました(LFS News、Phoronix)。
Linux From Scratchは、ソースコードから自分独自のLinuxシステムを構築することを目指すLinuxディストリビューションの一種です。具体的な方法を説明したドキュメントがオンラインで公開されているほか、ダウンロードしてローカルで閲覧することも可能です。
Linux From Scratch 10.0 では、クロスコンパイルのテクニックやその他の改善点をカバーするために「大規模な再編成」が行われたとのこと。GCC 10.2、Glibc 2.32、Binutils 2.35といったツールチェーンを使用し、Linux 5.8.3カーネルが採用されています。
また同時にsystemdに焦点を当てたLFS-systemdのアップデート版も公開されています。