Appleは米国時間3月8日午前10時(日本時間3月9日午前3時)より、Appleイベント「Peek performance」を開催します。イベントでは複数の新製品が発表されると予想されているなか、新型のMacBook Proに搭載が予想されている「M2」チップの証拠が発見されたことがわかりました(MacRumors)。
BloombergのMark Gurman氏は、最新の「Power On」ニュースレターを公開し、「開発者筋」の情報として、Appleが8コアのCPUと10コアのGPUを持つ最新チップ(M2)を最新のmacOSベータ版上で、複数のMacを使用してテストしていることが明らかになったと主張しています。
I'm told from a developer source that Apple has been testing multiple Macs with a new chip in recent weeks that includes an eight-core CPU (four efficiency cores and four high-performance cores) and 10 GPU cores. Those are exactly the specifications of the M2 chip I detailed last year.
開発者筋からの情報によると、Appleはここ数週間、8コアCPU(4つの効率性コアと4つの高性能コア)と10個のGPUコアを含む新しいチップを搭載した複数のMacをテストしているそうだ。これらは、私が昨年詳述したM2チップの仕様と全く同じです。
Apple has been testing this new chip on machines running macOS 12.3 (which should be released in the next week or two and run on the new Macs) and a future macOS 12.4, as well as macOS 13, which will be previewed in June at WWDC 2022.
Appleはこの新しいチップを、macOS 12.3(来週か再来週にリリースされ、新しいMacで動作するはず)と将来のmacOS 12.4、そして6月にWWDC 2022でプレビューされるmacOS 13を搭載したマシンでテストしています。
昨年10月に開催されたAppleのイベントの前にも同様の話があり、その際はアプリのログに「M1 Pro」と「M1 Max」というチップ名が見つかっています。
M2チップは、Mac向けに導入された「Appleシリコン」の初の大幅アップグレードで、まず13インチMacBook Pro(ローエンドモデル)に搭載され、その後完全に再設計されたMacBook Airにも採用されると考えられています。
また、「Peek performance」イベントで発表が期待される新型のMac miniは、M1 ProとM1 Maxチップが搭載されると見込まれており、Gurman氏はこのMac miniについて、「準備万端」で来週にも発売される可能性があると述べています。なお、新しMacBook ProとiMacは早ければ今年の前半に発売される可能性があるとのこと。
イベントではその他、4.7インチデザインを踏襲しながら5G接続対応や新チップの搭載でパワーアップした「iPhone SE」や、A15チップや5G接続に対応した「iPad Air」が発表されると予想されています。