Mac用のアプリをワンクリックで入手することができるApple公式のアプリストア「Mac App Store」。ストアで公開されるアプリはAppleの審査を通過したものなので、ある程度の品質が保たれていることが期待されます。
ところが現状はそうなっておらず、詐欺アプリが多数存在するとHow-To Geekがブログの記事「Don’t Be Fooled: The Mac App Store Is Full of Scams」で警鐘を鳴らしています。
詐欺アプリの例としては、まずMac App Storeで"Microsoft Excel"等と検索して表示される多数のOffice系アプリの存在があげられています。これらアプリの多くは高価格な割に、実際のOffice機能を提供しておらず、WordやExcel、PowerPointなどで使用できる「テンプレート素材」アプリとなっている模様。
なかには、トップに表示される「Office Bundle」のように「Create Word, Excel and PowerPoint documents.」とユーザーが、あたかもWord、Excel、PowerPointのドキュメントを作成できるかのように説明しているアプリもあるようです。
ひっかけの手段はこれに留まらず、"Indesign"、"Chrome"、"Firefox"、"Adblock"といったさまざまな単語で詐欺アプリが検索結果上位に表示されるようです(場合によってはトップに)。
Appleは2016年9月からメンテナンスされていないアプリをストアから削除する大掃除作業を始めました。これら詐欺アプリに対する対策も早急に期待したいところです。