27年前に購入した、Macintosh Plusをインターネットに(無理やり)接続する方法を公開したブログが話題になっています(Keacher.com » How I introduced a 27-year-old computer to the web、GIGAZINE、The Verge)。使用されたMacintosh Plusのスペックは、CPU 8MHz / メモリ 4MB / HDD 50MB / ディスプレイ512x384px。OSはSystem 7.0。WebブラウザはMacWeb 2.0を使用したということ。
Macintosh Plusで動くブラウザが存在したことも驚きですが、一番困難だったのは、物理的にインターネットに接続する方法を見つけることだったらしく(イーサネットポートが存在しないため)、Raspberry PiでSLiRPと呼ばれるシンプルなPPPサーバーを動かし、シリアルポート経由でダイアルアップ接続して外部に接続するという複雑な方法が使われています。
見ての通り、Raspberry Piにシリアルケーブルが接続されていることがわかります。シリアルポートは、最近すっかり見なくなりましたが、一昔前は今のUSB並に使われていたコネクタなので懐かしく思う人も多いのではないでしょうか。
「http://news.ycombinator.com」の表示に、4分かかるという圧倒的な遅さなので実用性は皆無ですが、夢のあるチャレンジだと思います。
ちなみに、27年前のマシンで、メモリ4MB / HDD 50MBって結構すごいスペックだと思います。PC-9800年表だと、当時のPC-98の主記憶が640KBの時代ですので。