Macで行った全ての作業を記録し、遡って確認することができる画期的なアプリ「Rewind AI」の開発が進められていることがわかりました(9to5Mac)。
これまでもWebブラウザなど特定のアプリでは、後から作業の一部(例えば閲覧履歴等)を振り返ることができましたが、Rewind AIは、Macで行ったすべての作業を記録し、特定の時間帯に遡って確認することができます。
単に画面の記録を残せるだけでなはなく、優れた圧縮技術を用いて、品質を大きく損なうことなく膨大な量のデータを記録することができるとされています。例えば、10.5GBの生の録画データが、2.8MBのファイルに圧縮され、何年もの録画を保存することができるとのことです。。
アプリはまた、音声認識とOCRを使用し、強力な検索機能を提供します。公開されたデモ動画を確認すると、画面にアプリの検索バーが表示されており、単語やフレーズを入力して、特定の時間帯にもどれることが確認できます。
なお、Rewind AIはAppleシリコン搭載Mac専用アプリで、これはCPUやRAM等の、システムリソースを過剰に使用することなく、全ての情報を記録するために、AppleのSoCの特定の機能を使用しているからだそうです。これによってアプリの付加は「ほとんど感知できない」レベルにまで抑える事ができる模様。
Rewind AIのデータは全てローカルに保存されると説明していますが、それでもプライバシーに関する懸念は指摘されています。例えば会社の上司や法執行機関によって使用を強制される可能性や、機密情報が記録された場合、重要な個人情報が漏洩する可能性もあるからです。
今のところRewind AIの正式なリリース日は発表されていませんが、はたしてどのようなアプリが登場するのでしょうか。