最近、愛用しているMac mini (Late 2012)が不調で悩んでいました。
現象としては1日1回ぐらいの頻度で、突然再起動したり、画面がフリーズしたり(ブロックノイズが画面に表示される)するというもの。AppleHardwareTestでもエラーを検出しました。一応起動はできるし、SSDのおかげか、大規模なデータロストも経験していないのですが、予期せぬフリーズは心臓に悪いです。
購入直後にメモリ増設とSSD換装を行なっているので、Appleに修理に出すのも腰がひけてしまいます。
そこで、なんとか自力で改善できないかと思い、故障の可能性として一番高そうだったSSD接続用のケーブル交換を交換することにしました。国内で探してもみつからなかったので、おっかなびっくりeBayで購入。待つこと2週間。結果はずばり的中です。今までの不調がうそのように安定しました。
フラットケーブル注文のための予備知識
Mac miniでは、HDD/SSD設置のベイが2個あり用語で混乱しやすいです。Appleマークが見えるように蓋を下にして水平に置いた時、上になるのがUpper=上段ベイ、下になるのがLower=下段ベイとおぼえておきましょう。
- Upper: 上段ベイ。蓋から遠い方。初期状態では通常空。SSD増設の場合ここにSSDを増設する。
- Lower: 下段ベイ。蓋に近い方。初期状態でHDDが接続されている。HDD→SSD交換の場合ここを入れ替える。
普通1ドライブしか搭載していないMac mini (2010/2011/2012)では初期状態でLower側のベイが埋まっているはず。従って、SSD交換でフラットケーブルが故障した場合、Lower用のフラットケーブルを交換しないといけないことになります。
ただし、Mac mini 2012の1部ロットではUpper側が初期状態で埋まっていることもあるようなので要注意です。この辺は事前に納得行くまで調査してください。
業者やサイトによってはUpper側をBottomと呼んでいることもあります。写真を見て本当に設置可能かどうか確認しましょう。
実際にeBayで注文
今回eBayで注文したのは、元々HDDがあったLower用のMac mini 2012用フラットケーブルです。applecomponents_comという業者から、「New Mac Mini Server (Late 2012) 076-1412 Cable, Flex, Lower Bay SSD」というのを購入しました。価格は送料含めると3500円弱ぐらい(PayPal払い)。到着まで2週間ぐらいかかります。
ケーブルは無数にみつかるのでどれを注文すればいいのか悩ましいのですが、レビューの評価が良かったのと、ケーブルの写真がわりとわかりやすかったのが決め手でした。Upper用のケーブルとLower用のケーブルはケーブルの向きが異なっているので、ちゃんとした写真なら判別できるはずなんですが、出品者によっては豆粒クラスの写真をのせてたりして判別がつかなかったります(汗
到着したケーブルをもともとついていたLower用ケーブルとくらべてみると、全く同じです。問題なく交換できました。
封筒ののなかに、ケーブルとシールが入ったパッケージという超シンプルな梱包でした。
まとめ
今調べてみると、Vintage Computerで、「Mac mini Late 2012(後期型) 下段ベイ用SSD増設キット」というのを売っていました。こちらはネジがついていますが同じように、Lowerケーブルが破損したときの交換用として使えるのではないかと思われます(確証なし)。
もともとこのMac mini Late 2012は、最初にSSDに交換したときから不調気味だったのですが、原因はケーブル不良だったのかもしれません。自力で何とかしたい方の参考になればと思いエントリーしました。