以前から多かった「MacBook Pro Early 2011」の不具合報告が、最近特に増えてきているとの情報が流れています(Apple Discussions、ModMyi、Cult of Mac、MacRumors、slashdot)。
2013年2月から始まった不具合報告が、ここ数週間で急増しているとのことなので該当機種の所有者は注意しておいたほうがいいかもしれません。問題の原因ははっきりしませんが、AMDのGPU、またはCPUが高温になるようなタスクを実行すると発生。画面表示が歪んだり、完全に空白になるようです。再起動すると収まるけれど、しばらくするとまた発生するということなので、ハードウェア的なトラブルが発生しているのかも。
現状、問題を解決するための抜本的な方法は有料のロジックボードの交換しかなく、ユーザーができる手段は限られていますが、例えば、負荷の高い作業を行う場合「Macs Fan Control」を使って多めにファンを回しておくのも手だと思います。
Appleからの動きはまだなにもありません。MacBook Pro Early 2011オーナーの一人としてとても気になる問題なので、今後もこの問題に注目していきたいと思います。
ちなみに、画面にブロックノイズが表示される不具合が、Mac mini 2012でも起こったんですけど、そのときも発熱問題が関係してそうな雰囲気だったんですよね。なんなのか。
追記
slashdotに、「この問題はRoHS指令が影響した業界全体の問題。Appleだけではなく、GPUが高温になるDell/HPなどのラップトップにも関係していて(XBox 360にも)、熱膨張と収縮のサイクルで、はんだの金属疲労により引き起こされる」というコメントがありました。部品の経年劣化が原因だとすると、発売からある程度時間がたった2011年モデルでタイマー発動中なのかもしれませんが…、他のモデルでそれほど問題視されていないんですよね(その後改善した?)。