Appleは今年公開するmacOS Mojaveのインストール要件を、基本的には2012年以降に発売されたMacに制限しました。macOS High Sierraと比較すると2010〜2011年に発売されたMacが切り捨てられた形ですが、例えmacOS MojaveがインストールできるMacを使用していても油断することはできないかもしれません。
インターネット掲示板Redditに「macOS Mojaveではサブピクセルアンチエイリアシングが削除され、非Retinaディスプレイの表示がぼやけた」という内容の情報が投稿され注目を集めています。
Dellの1440Pモニターを接続しているMac ProをmacOS Mojave Betaにアップグレードしたところ、テキストが薄くぼやけて見えて、読みづらくなったとのこと。この現象はRetinaディスプレイでは発生せず、また4Kモニタのような高解像度ディスプレイにも影響はないとのことです。
Tweetbotを開発するTapbotsのPaul Haddad氏は、AppleがmacOS Mojaveで行う「改良」の一貫としてサブピクセルアンチエイリアシングを削除したとつぶやいています。
Apple killed off subpixel antialiasing in 10.14 and called it a “refinement”. Not sure they know what that word means. pic.twitter.com/y345dJqI8D
— Paul Haddad (@tapbot_paul) 2018年6月6日
現在RedditやHacker Newsでは、この現象が確定した仕様なのか、あるいは不具合なのか、回避策があるのかどうかさまざまなコメントが投稿されています。
まだまだ非Retina環境のディスプレイを使用しているユーザーも多いと思われますが、Apple製品の大部分がRetinaディスプレイを搭載しつつあるなか、低解像度ディスプレイでテキストを見やすくするサブピクセルアンチエイリアシング機能は不要な機能として切り捨てられてしまったのでしょうか。