セールで「VMware Fusion 6」にアップデートして以来、おおむね満足して使っているのですが、一つだけ納得できない点がありました。
それは、「大きなファイルをVMware Fusion内にコピーするとコピー終了後VMware Fusionがクラッシュしてしまう」という現象です。単にクラッシュするだけではなく、コピー中「Macに謎のプログレスバーがポップアップする」という怪現象も発生し困っていました。
今回、海外フォーラムの情報を元に解決方法をみつけることができたので、簡単に説明したいと思います。
現象
VMwareの中のWindows 7でファイルを外部から(ネットワークや外付けドライブから)コピーしようとすると、Mac側に「コピーする準備をしています」という謎のプログレスバーが表示されます。
ゲストのWindows 7側でコピーが終了しても、まだMac側には上記プログレスバーが表示されたまま。この状態でVMware Fusionを終了しようとすると「VMware Fusionが予期しない理由で終了しました」というダイアログが表示されます。
解決
結論からいうとこれは、LanchBarのClibpard History機能が原因でした。
VMwareのファイルコピーが、LaunchBarのクリップボード履歴機能と干渉しているのが原因らしく、「Clibpard > Enable Clipboard History」のチェックを外すと完全に安定しました。
VMware Fusionを使っていてファイルコピーが不安定な場合、LaunchBarに限らず、クリップボードユーティリティと干渉していないかチェックしてみると良いと思います。
VMware Fusion 5でも発生しているらしい
ちなみに、解決の糸口になったのは、「Fusion 5 crashes after "copy" command in Win7」というVMware Communityのやりとりです。
VMware Fusion 5に関してですが、同じようなスクリーンショットが投稿され、VMware側の人が
Are you using 3rd party Clipboard Management software? Such as Clyppan etc. They will affect Fusion CnP function sometime.(サードパーティ製のクリップボードマネージャーを使ってない?Clyppanみたいな。FusionのCnp機能に影響するかも)
と回答しています。
これを読んで、最初は半信半疑でLaunchBarのクリップボード履歴機能を無効にしてみたらビンゴでした。
Parallelsだと全く問題ないのですが、VMware Fusionはクリップボードの扱いが違うのかもしれません。もしハマっている人がいたら、クリップボード関連のアプリを疑ってみてください。