米国の連邦地方裁判所は本日、原告側が「Appleが、MacBookのロジックボードの欠陥(2年間で故障する)を知りつつ販売を続けた」と主張する訴訟を棄却し、Apple勝利の評決を下しました(9to5Mac、AppleInsider)。
この裁判では、Tim Cookがロジックボードの欠陥を知らされていて、そして何も修正しなかったことが争点となっています。
裁判所は、原告(Benedict Verceles、Uriel Marcus)が、Appleがロジックボードの欠陥を知っていたという証拠を示すことができず、両氏が少なくとも1年半は問題なくコンピューターを使用できたことから、ロジックボードに欠陥があったと信じる理由はない、と判決の理由を説明しています。
ちなみに、この裁判は、MacBook Pro 2011のGPUに関する集団訴訟とは別での訴訟です。一瞬ドキッとしましたが、MBP2011訴訟の方はまだ進行中ということで、こちらも(のほうが)気になりますね。
※2015/01/10追記: MacRumorsによると、訴訟の対象となったMacBookとは、MacBook、 MacBook Pro、MacBook Air。ロジックボードの欠陥を知りつつ"最先端の"ノートブックとしてマーケティングを行い、Tim Cookは2011年に欠陥を知らされながら、何も対策を行わなかったというもの。MacRumorsのフォーラムでより多くの情報交換が行われています。