各種製品の分解でお馴染みの修理業者iFixitが、先日発売が開始された13インチのMacBook Pro 2018の分解レポートを公開しました(MacRumors)。
内部的な変更点で注目されているのは、バッテリー容量の変更です。2017モデルの5セル49.2Whのバッテリーから6セルの58.0Whバッテリーに変更されており、重量も196.7gから232.7gに増加しています。ただしMacBook Proの全体的な重さは変わっていないためiFixitはトップケースを軽量化したのではないかと予想しています。
その他スピーカーはより細長の形状に変更されロジック簿度に対して右上方向に移動。内部診断用のコネクタも削除されています。
新型のT2チップはiMac Proで採用されたものと同じで、Secure Enclaveを格納しオンザフライの暗号化を可能にします。またシステム管理コントローラー(SMC)や画像信号コントローラー(ISP)、オーディオコントローラー、SSDコントローラーなどいくつかのコントローラーを含んでいます。
修理しやすさをしめす「Repairability Score」は1/10と最も低く、トラックパッドがバッテリーを外さなくても取り外すことができる点は評価されているものの、プロセッサやRAMがロジックボードに半田付けされていることや、キーボードやバッテリーが個別に交換できないこと、Touch IDが電源スイッチを兼ねており、電源ボタンが故障した場合ロジックボード全体の交換が必要になる場合があることなどが低く評価されています。