Appleの最新ノートPC「MacBook Pro 2016」は、ファンクションキーを置き換える「Touch Bar」を搭載し、好調な売上げをみせています。
Consumer Reportsが指摘したバッテリーに関する問題も、原因とされたSafariがソフトウェアアップデートによって修正されて収束をみせるなか、今度はキーボードに関する問題が持ち上がっていることがわかりました(MacRumors)。
今回報告された問題はキーの一部で発生し、動作しなくなったり、高音のクリック音が発生したり、タイプしたときの感触がおかしいという症状が報告されているようです。
このなかで特に多いのはキーをタイプしたときに発生する高いクリック音です。
動画を公開したmonstermac77氏は「Macが暖かくなったとき発生する」とコメントしていますが、温度とは関係なく発生しているユーザーも存在しているようです。
また深刻な問題としてキーがタイプできなかったり、逆にタイプした際二重に入力される機能上の問題も報告されています。
さらにキーをタイプしたときの感触が一部のキーだけ違っているというすこし分かりづらい問題も存在している模様です。
問題をまとめたMacRumorsは、MacBook Pro 2016で発生しているキーボードの不具合は、Touch Barとは関係なく、新しく導入されたバタフライキーボードが原因ではないかと推測しています。新型のバタフライキーボードは、従来のキーボードより薄型化されているため、埃など外部環境の影響を受けやすくなっているのではないかとの理由です。
Appleは不具合を訴えたユーザーに対し、キーボードの交換で応じている模様。MacBook Pro 2016を使用していてキーボードに違和感を感じた方はAppleカスタマーサービスに連絡するのが良いかもしれません。