
Appleが2026年に投入されると噂される次世代MacBook Proは、ここ数年で最大級のアップデートになる見込みです。
現行デザイン(2021年〜)から5年ぶりの刷新となり、9to5Macによると、ディスプレイ・筐体・入力方式・通信・チップのすべてが進化する可能性があるとのこと。
以下主なアップデートの内容です。
1. 初のOLEDディスプレイ採用
新モデルでは、iPad Pro(2024)で採用された"タンデムOLED"が搭載される予定です。2層構造のOLEDにより、高輝度、高コントラスト、色再現性の向上、寿命の延長が期待されます。
ノッチは廃止され、小型のカメラホールに変更される可能性もあります。
2. さらに薄い筐体へ
Bloombergは、2026年モデルがより薄型のデザインに刷新されると伝えました。
Though Apple has continued to enhance the product with new chips and other internal improvements, the MacBook Pro probably won’t get another true overhaul until 2026. The company had once hoped to release this new version in 2025 — with a thinner design and a move to crisper OLED screens — but there were delays related to the display technology.
Appleは新チップやその他の内部改良で製品を継続的に強化しているが、MacBook Proが真の全面刷新を迎えるのはおそらく2026年まで待たねばならない。同社は当初、2025年に新モデルをリリースする計画だった——より薄型化されたデザインと鮮明なOLEDディスプレイへの移行を伴う予定だったが、ディスプレイ技術に関連する遅延が生じた。
ディスプレイ技術の遅れで新デザインを採用したモデルの2025年発売は見送られ、2026年にずれ込んだ模様。ただし、ポート構成を含めて、全体の形状がどこまで変わるかは不明です。
3. ついにMacに“タッチスクリーン”が来る?
アナリスト Ming-Chi Kuo 氏は2026年にタッチ対応Macが登場すると予測しています。MacBook Proの刷新タイミングと一致しており、実現可能性は高いとみられています。
4. 初のセルラー対応Mac
Appleは自社製モデムをMac向けに開発中で、2026年に搭載される可能性があります。iPadのように、外出先でもMacBook単体で通信できる未来が近づいているといえそうです。
5. 新世代「M6」チップを搭載
新モデルには、新世代の「M6」チップが搭載される予定です。TSMCの2nmプロセスを採用する初のAppleシリコンで、M6 Pro / M6 Max がまず登場し、ベースモデル(無印M6)は後から登場する可能性が高いとみられています。
まとめ
次世代MacBook Proは、2026年末〜2027年初頭の間に登場する見込みです。2026年10月イベントで発表され、供給は2027年初まで限定的、という流れが有力視されています。
今回の情報が正確なものなら、次期MacBook Proは、単なるマイナーアップデートではなく、「ディスプレイ・デザイン・操作性・通信・チップ」すべてが変わる大型刷新ということになります。
ただし、2016〜2019年に発売されたモデルでは、薄型化によりキーボード・熱問題・ポート削減などさまざまな問題が発生しており、問題の再現を心配する声もコミュニティには寄せられています。
