MacBook ProからiPadに移行して分かった良い点と悪い点

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議論を呼んだ「What’s a computer」CMを見ても分かる通り、Appleは近年iPadを、従来のデスクトップ/ノートPCを置き換える新しいコンピューターのカタチとして強く打ち出しています。

実際iOSのマルチタスク・マルチウィンドウ機能の拡張や、外部キーボードの充実、iPadの自体の処理能力の向上など、カジュアルなユーザー以外にとってもiPadを普段使いのコンピューターとして考えても良い時代がやってきたのかもしれません。

今回、The Guardianの技術編集者をつとめた経験を持つCharles Arthur氏が、MacBook ProからiPadに乗り換え、普段を作業進めていくうえでわかった良い点と悪い点をまとめたブログ記事「Life on an iPad」を公開しています。

同氏は2012年モデルのMacBook Proが数週間前に故障したのをきっかけに、手元にあったiPad Proに作業環境を移行し、以来12.9インチのiPad ProとSmart Keyboardを利用し、電子メールや論文の執筆、本の執筆、ブログの投稿など、日々の作業を行っているそうです。

その上で分かった良い点を以下のようにリストアップしています。

  • 重さ: スマートキーボードこみでもラップトップよりかなり軽い
  • バッテリーライフ: 数日間充電なしで利用可能
  • 接続性: Wi-Fiで簡単に接続できる
  • 集中: 最大3つのアプリしか一度に起動できないので集中できる
  • 適正: PythonistaやWorkflowといったツールを利用しmacOSと同様の作業が可能
  • キーボード: Smart Keyboardは新MacBook Proのキーボードより静かで埃による問題も起こらない

一方悪い点もまとめています。

  • ラッパビリティ: ラップトップのほうが膝の上にのせて作業しやすい
  • キーボードショットカットの欠如: スクリプト実行にショートカットを割り当てられない
  • 選択問題: 時にテキストが選択し辛い
  • インラインイメージのURLが取得できない: Safariで画像のURLを直接取得することができない
  • 情報密度: 指で操作するために情報密度が低い(アクションのターゲットが大きい)
  • タブレットモード: いくつかのサイトでタブレットの使用に適していない場合がある
  • Webブラウザの機能不足: Mac版Safariに存在する便利な機能がiPadでは使えない場合がある
  • ミスしやすい: レイアウトの違いによりWordPressのブログ投稿にミスすることがあった
  • ニュースリーダーがない: MacのNetNewsWireに変わるものがない

これらを踏まえ、メールアプリの改善や、MarsEdit for iPadともいえるブログエディタの登場があれば今後さらなるiPad環境の向上が期待できるとまとめています。

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同氏がブログ投稿や作業の自動化に利用している「Workflow」や「Pythonista」の使用方法など、オリジナル記事にはさらに詳細な情報が掲載されています。気になる方はサイトを参考にしてみてはいかがでしょうか。

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