Appleが先日発売した新型MacBook Proでは、原因不明のGPU関連の不具合が多発しているとの報告が行われています。今回この問題をAppleに問い合わせたユーザーに対し、Appleの上級副社長Craig Federighi氏から「macOS 10.12.2で問題が解決するだろう」という趣旨のメールが返信されてきたことがわかりました(MacRumors、9to5Mac)。
MacRumorsのフォーラムメンバーに対して送られてきたFederighi氏のメールには以下のような文章が含まれています。
Thanks for your note! We believe we have addressed all of these graphics issues in the latest beta of Sierra 10.12.2 (available at beta.apple.com).
メモをありがとう!全てのグラフィック関連の問題は、Sierra 10.12.2の最新ベータで全て解決されたと信じています。
MacRumorsはまだ検証が終わっていないものの、Federighi氏の以前のメールと類似していること、メールを公開したユーザーが古参フォーラムメンバーであること、Appleの重役がメールを使ってユーザーに返信する可能性が高いことなどから、今回のメールが本物である可能性が高いとしています。
現在macOS 10.12.2の最新ベータはbeta 5となっています。GPU関連の問題が気になるMacBook Pro(Late 2016)ユーザーは、パブリックベータ版を試してみても良いかもしれません。
また最新ベータではTime Machineバックアップ時にクラッシュするという別の不具合に対する修正も行われているようです。修正の詳細は不明ですが、実際にベータを入れたところ不具合が改善されたと報告しているユーザーも存在している模様です。
I had the same issue. My MacBook Pro crashed when transferring large files (over 4TB). I installed macOS 10.12.2 and the problem is solved! Yesterday I did a 40TB backup with no problems at all!
macOS 10.12.2は今月末までにはリリースされているのではないかと予想されています。Macの安定稼働のためできるだけ早期のリリースを期待したいところです。