Appleは先日、macOS High Sierraの最新版10.13.4を公開しました。iOS 11.3に対応した新機能が導入されたのに加え、eGPU(外部GPU)の公式サポートが追加されたことが大きな注目を集めていたなか、eGPUの公式サポートドキュメント「Use an external graphics processor with your Mac」が公開されています(MacRumors)。
ドキュメントによるとeGPUは、MacBook Pro 2016、iMac 2017、iMac Proといった機種にmacOS High Sierra 10.13.4以降のバージョンをインストールした場合に動作し、Metal、OpenGL、OpenCLなどを利用したアプリケーションに効果があるとのこと。
たとえば、複数のGPUを利用するプロフェッショナルアプリケーションや、3Dゲーム、VRアプリケーションなどが快適に動作するようになることが期待できます。
サポートドキュメントにはサポートされるハードウェアに関する情報も掲載されいて、これによるとGPUカードは「AMD Radeon RX 570、RX 580、Radeon Pro WX 7100」が推奨されています(Nvidiaはなし)。一方グラフィックカードをを搭載するThunderbolt 3シャーシは以下のものが推奨されています。
- OWC Mercury Helios FX
- PowerColor Devil Box
- Sapphire Gear Box
- Sonnet eGFX Breakaway Box 350W
- Sonnet eGFX Breakaway Box 550W
- Sonnet eGFX Breakaway Box 650W
実際には、使用するグラフィックカードによって推奨されるThunderbolt 3シャーシ(eGPUボックス)が異なって言うため、詳細はドキュメントを参照することをおすすめします。