Apple、macOSに大規模なセキュリティアップデートをひそかに導入

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Pexels daniel putzer 633409

Appleが今年、macOSに大規模なセキュリティアップデートをひそかに導入していたことがわかりました(9to5Mac)。

デスクトップOSであるmacOSはマルウェアの影響を受けやすく、Windows Defenderのようにわかりやすいセキュリティソフトウェアは搭載されていないものの、バックグランドでは「Xprotect」と呼ばれるマルウェアスキャンツールが動作しています。

XProtectは、2009年の「Mac OS X Snow Leopard」で初めて導入されマルウェア対策ツールで、macOS全体をアップデートしなくて定義ファイルだけを更新して、新しいマルウェアを発見することが可能です。またAppleは、マルウェアを除去するための「Malware Removal Tool(MRT)」も提供しています。

Eclectic Light Companyの研究者Howard Oakley氏は、両ツールの監視を行っており、今年初めに登場したmacOS Monterey 12.3では、新バージョンのXProtectが含まれていたとのこと。

新バージョンのXProtectはユーザーの活動が少ない時間帯に 少なくとも1日に1回はMacをスキャンしており、頻度は変わるものの最大での場合1時間おきにマルウェアスキャンが実行されることもあるそうです。以前は、マルウェアをスキャンを実行するタイミングは、ほとんどが起動直後だっため、マルウェアをチェックする頻度がかなり上がっていることがわかります。

XProtectの最新版は、macOS Catalinaなど古いmacOSにもセキュリティアップデートによって導入されている模様。

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