最近Macを再起動した際、mds_storesやfileproviderdがCPUを激しく使用して重くなってしまう現象に悩まされています。
5分ぐらい放置すれば治まるのですが、その間はファンが激しく回転し、他の作業もままならなくなるのでかなり気になっていました。
以下、この問題をとりあえず回避する方法を説明します。
mds_storesはSpotlight関連
mds_storesはmacOS組み込みの機能であるSpotlightのインデックスを作成するためのプロセスのようです。
「MacOSでmds_storesがCPU食ってて重いので、対応した。」によると、Spotlightを使わなくてもよい場合、以下のコマンドを実行することで無効化することができます。
# off sudo mdutil -a -i off # on sudo mdutil -a -i on
sudo mdutil -a -i off
を実行することで、mds_storesを止めることができますが、副作用としてSpotlightの検索機能が利用できなくなることになります。
mdutilコマンドのオプションの意味は次の通りです:
-i on | off Sets the indexing status for the provided volumes to on or off. Note that indexing may be delayed due to low disk space or other conditions. -a Apply command to all stores on all volumes.
重くなるのを回避するか、Spotlightを使うために我慢するかの二択しかなさそうです。
fileproviderdはクラウドストレージ関連?
次に、fileproviderdはクラウドストレージ(iCloud、OneDrive、Dropbox等)と関係があるようです。検索してみたところ以下のフォルダを削除すれば良いとの情報がみつかりましたが、手元の環境ではフォルダ自体が存在せず実行できませんでした。
/Library/Application Support/FileProvider/
OneDriveに関してはMicrosoftのフォーラムで議論されており、OneDriveをリセットする方法やfileproviderctl check -v
やfileproviderctl repair -v
を実行する方法が紹介されていました。ただし効果がないとのコメントもあり、常に有効とは限らないようです。
クラウドストレージに関連しているのならば、同期ファイルをできるだけ少なくすることで問題が回避できるのかもしれません。
まとめ
macOSで再起動時にシステムが重くなる場合、mds_storesやfileproviderdが悪影響を与えている可能性があります。どちらの問題も完全に解決する方法は見つかっておらず、今後もより良い解決策を探していきたいと思います。