Appleが本日公開したmacOS Monterey beta 8のなかから、「ハイパワーモード」の存在を示唆する証拠が見つかったと9to5Macが伝えています。
ハイパワーモードに関する情報は、macOS Catalina 10.15.3のベータ版で発見され、アプリケーションの動作を高速化するものの、バッテリー駆動時間の短縮やファンノイズの増加つながる可能性があると警告されていました。この機能は正式に提供されることはなく、macOS Montereyのこれまでのベータ版でも、存在を示す情報はきれいに削除されていました。
ハイパワーモードが具体的にどのように機能するのか詳細は不明ですが、Macが電源に接続されているかどうかにかかわらず、CPUとGPUを強制的にピークパフォーマンスで動作させるものではないかとみこまれています。またAppleシリコン搭載Macではあまり問題になっていませんが、発熱によるスロットリングの問題を防ぐため、ファンの回転数を増加させる機能も考えられます。
今のところこの機能にアクセスすることはできず、ハイパワーモードが特定のMacに対してだけ提供されるのかなどの詳細は不明です。AppleはM1Xチップを搭載した新型のMacBook Proを今年の後半に発売するとみられており、ハイパワーモードがこの新しいMac専用になる可能性もあるようです。