Siri for Macやユニバーサルクリップボード、iCloud Driveなど魅力的な新機能が多数追加された「macOS Sierra」。今すぐアップグレードしたいところですが、キーボードユーティリティ「Karabiner」を使用している方は注意したほうが良いかもしれません。
「Karabinerは今のところmacOS Sierraでは動作しません」と公式サイトに告知されているように、現在公開されているKarabiner10.21.0はmacOS Sierraで動作せず、後継版が「Karabiner-Elements」として開発されつつある状況であるためです。同様にPCキーボードの「無変換」「変換」「ひらがな」キーのためのユーティリティ「Seil」もKarabiner-Elementsに統合される予定となっています。
現在後継版のKarabiner-Elementsは設定画面を除くとSierra上で動作していて、設定ファイルを手書きするガッツがあれば使用可能な模様。実際に設定ファイルの記述方法を説明した英語ドキュメントが公開されています。
またバイナリはGitHubのリリースページではなく以下のリンクからダウンロード可能です。
とはいえまだ正式公開版ではなくノウハウも蓄積されていないため安定動作するまでには時間が必要かもしれません。新しいOSにアップグレードするまえは、これまで利用可能だったキーバインドが使えるかどうか事前に調査する必要がありそうです。