macOS Venturaでバックグラウンドアプリが無効化されているにもかかわらず、「バックグラウンド項目が追加されました(Background Items Added)」というメッセージが繰り返し表示されるとの報告が行われています。
通知ウィンドウには「ログイン項目の設定で管理できます」との情報が掲載されていますが、「システム設定 > 一般 > ログイン項目」には、アプリによって追加されたバックグラウンド項目を削除するための機能は存在しません。
RedditやTwitter、Appleサポートコミュニティなどの情報によると、Google Updater、Adobe CC Helper、Dropboxといったアプリが多いようですが、これは人気があるために報告数が多いだけで、問題が発生しているのはこれらのアプリに限定されていない模様。
アプリを削除またはアンインストールしても問題は解決せず、通知が消えたとしてもアプリを再インストールすると問題が再発していたようですが、この問題を解決するかもしれない方法が見つかった事がわかりました(MacRumors)。
なお、この方法を間違って実行するとシステムに問題が発生する可能性があるため、自己責任にて行う必要があります。
手順は以下の通りです。
- Finderを開き、メニューバーから「移動 > フォルダへ移動」を選択する。
- 以下の文字列をコピペしてEnterキーを押す。
~/Library/LaunchAgents
- LaunchAgentsフォルダが開かれる。名前で整理し、会社名などをヒントとして通知の原因となっているプロセスに関連した.plistファイルを探す。
- .plistファイルを削除する。
- Macを再起動する。
これで上手くいかない場合~/Library/LaunchDaemons
も確認します。なお削除後にはゴミ箱も空にした方が良いとのことですが、不安な場合は外付けディスクなどにファイルをバックアップしておいた方が良いかもしれません。
最初にも説明しましたが、間違ってファイルを削除するとバックグラウンドプロセスが動作しなくなる可能性が高いため注意が必要です。
この問題はmacOS Venturaのベータ版時代から存在し、macOS Ventura 13.1以降でより多く報告されているようです。