Microsoftは2月18日(現地時間)、「More Edge features get a performance boost(より多くのEdge機能がパフォーマンスを向上)」と題したブログ記事を公開し、Microsoft Edge 132以降で、ダウンロード、ドロップ、履歴、新しいInPrivate体験など、ブラウザの最も重要な部分が大幅に高速化されたと発表しました。
Microsoft Edgeのユーザーインターフェイースの14以上の異なる領域で、Reactの代わりにWebUI 2.0が使用されるようになり、高速化が実現したとのこと。
以下の動画はダウンロードUIの速度を比較するもので、50%以上高速化していることがわかります。
Microsoftによると、パフォーマンス向上は、コードバンドルのサイズの削減や、コンポーネント間で不必要に共有されるコードの量を最小限に抑えることなどで可能になったとのことです。
In this project, we built an entirely new markup-first architecture that minimizes the size of our bundles of code, and the amount of JavaScript code that runs during the initialization path of the UI. This new internal UI architecture is more modular, and we now rely on a repository of web components that are tuned for performance on modern web engines.
このプロジェクトでは、コードのバンドルのサイズと、UIの初期化パスで実行されるJavaScriptコードの量を最小限に抑える、まったく新しいマークアップファーストアーキテクチャを構築しました。 この新しい内部UIアーキテクチャはよりモジュール化されており、最新のWebエンジンでのパフォーマンスを考慮して調整されたWebコンポーネントのリポジトリに依存しています。
Microsoft Edgeでは、WebUI 2.0をベースにしたUIパーツの導入が進んでいますが、まだアップグレードすべきコンポーネントは残っており、今後のアップデートで、設定、印刷プレビュー、音声読み上げなど、他の重要なインターフェイスにもWebUI 2.0が適用される予定です。
なお、これらの改善は2025年1月にリリースされた、Microsoft Edge 132で導入されています(記事執筆時の最新安定版はEdge 133です)。