Microsoftは現在、折りたたみ可能なデュアルディスプレイを搭載した新たなデバイスを開発しているのではないかと予想されています。今回Surface PhoneやAndromedaと呼ばれることもあるこのデバイスが360度回転可能なヒンジを採用している証拠となる情報が、Windows APIに埋め込まれていることがわかりました(Neowin)。
発見者WalkingCat氏によると、新しいAPIは最新のWindows Insider Previewビルド(Build 17704)に存在するとのこと。"TwoPanel"という文字列を含む、2つのパネルを搭載したデバイスを制御すると予想されるクラスと共に、ヒンジの5つの状態を表す列挙型を発見したそうです。
enum Windows.System.Preview.HingeState
{ Unknown, Closed, Concave, Flat, Convex, Full } 🤔 pic.twitter.com/DieWl4fa52— WalkingCat (@h0x0d) 2018年6月28日
enum Windows.System.Preview.HingeState { Unknown, Closed, Concave, Flat, Convex, Full }
HingeStateで定義されている値は、以下のような意味を持っていると予想されています。
- Unknown: 不明な状態
- Closed: 閉じた状態
- Concave: 180度未満で開いた状態
- Flat: 180度開いた状態
- Convex: 180度より大きく開いた状態
- Full: 360度完全に開いた状態
特に注目は「Full」の存在で、デュアルディスプレイを搭載したデバイスが360度に完全に開いた状態で使用できる事を示唆しているとみられています。
なおAPIには直接Andromedaを示唆する情報は含まれていませんが、これまでの噂情報によると、MicrosoftがAndromedaをターゲットとしてWindows 10に新しいAPIを追加しているのではと予想されています。