Microsoftは7月8日、VBAマクロのデフォルトブロック化を撤回する事を発表しました(Windows Central)。
Microsoftは今年の2月、VBAマクロをデフォルトでブロックする方針を発表し、春以降には、OfficeのCurrent ChannelにVBAマクロをデフォルトでダウンロードできないようにする変更を展開し始めました。VBAマクロを含むファイルは、マルウェアやフィッシング攻撃で使用される可能性が高く、セキュリティを強化するための措置だと説明されていましたが、その後方針が変更された模様です。
Microsoftは、ユーザーからのフィードバックに基づき、この変更を撤回することを決定したと説明しています。MicrosoftのWenjun Gong氏は、Tech Communityの投稿で以下のように説明しています。
Based on feedback, we’re rolling back this change from Current Channel production. We appreciate the feedback we’ve received so far, and we’re working to make improvements in this experience
フィードバックに基づき、Current Channelの製品からこの変更をロールバックしています。これまでにいただいたご意見に感謝し、このエクスペリエンスの改善に取り組んでいます
VBAマクロの無効化は2022年6月に一般ユーザーに提供される予定でしたが、その前にロールバックされたことになります。コメント欄には、Microsoftが予告なしに変更をロールバックすることに対し批判的な意見も寄せられています。
