Microsoftは7月8日(現地時間)、6月末に公開されたKB5003690以降の更新プログラム(定例外のKB5004760とKB5004945も含む)を適用したWindows 10の環境に、一部のプリンターから印刷できなくなる不具合が存在することを認めました。
Windows 10 Version 21H1の既知の不具合をまとめたページには以下のような項目が追加されています。
不具合の内容は「USBで接続したレシートプリンターやラベルプリンターでプリンタへの印刷に問題が発生する場合がある」というもので、影響を受けるプラットフォームは以下の通りです。
- Client: Windows 10, version 21H1; Windows 10, version 20H2; Windows 10, version 2004
- Server: Windows Server, version 20H2; Windows Server, version 2004
この問題はKIR(Known Issue Rollback)を使用して対処済みで、コンシューマーデバイスでは24時間以内に修正が自動的に適用されます。企業の管理対象デバイスの場合、特別なグループポリシーをインストールして構成することで解決できます。
なお、この不具合はWindows 印刷スプーラーの脆弱性であるCVE-2021-34527や、CVE-2021-1675とは無関係とのことです。