Microsoft、Windows Server 2022/2019がWindows Server 2025へ勝手にアップグレードされてしまう問題を認める

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Microsoftは11月9日(現地時間)、Windows Server 2019およびWindows Server 2022がWindows Server 2025へ意図せずアップグレードされてしまう現象が発生していることを認めました。

Windows Server 2019の既知の不具合をまとめたページには以下のような情報が掲載されています。

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ドキュメントによると、Windows Server 2025は、Windows Server 2019やWindows Server 2022を実行しているデバイスに対して、オプションのアップグレードとして提供されています。ユーザーが操作しない限り自動的にアップグレードされることはないはずですが、特定の環境で以下の2つのシナリオが確認されたとのこと。

  • 一部のデバイスがWindows Server 2025(KB5044284)に自動的にアップグレードされた。この問題は、クライアントとサーバーの更新を管理するためにサードパーティ製品を使用している環境で発生。環境で、サードパーティ製の更新ソフトウェアが機能更新プログラムを展開しないように設定されているかどうかを確認することを推奨。このシナリオは緩和されていいる。
  • Windows Server 2025へのアップグレードが、デバイスのWindows Updateページの「設定」に表示されるバナーのメッセージで提供された。このメッセージは、インプレースアップグレードを実行したい組織を対象としているもので、このシナリオはすでに解決された。

Microsoftによると、Windows Server 2025機能更新プログラムは、アップグレード分類の「オプションの更新プログラム」としてリリースされれたとのこと(DeploymentAction=OptionalInstallation)。機能更新プログラムのメタデータは、パッチ管理ツールによって「オプション」として解釈されるもので、「推奨」ではないと説明されています。

当初、この問題はHeimdalとよばれる製品を使ってWindowsクライアントとサーバーのアップデートを管理していた環境で発生しており、更新プログラムのメタデータの解釈の違いによって意図しないアップデートが発生していた可能性がありそうです。

Microsoftは、サードパーティプロバイダーと協力して、ベストプラクティスと推奨手順の合理化に取り組んでいくと今後の対応策を説明しています。また、機能アップデートのオファーバナーの表示は、グループポリシーの「対象の機能アップデートバージョンの選択」で対象バージョンを「保留」に設定することで制御できるそうです。

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