
Microsoftが公式X(旧Twitter)アカウントで「Copilotがあなたのコーヒーを飲み終える前にコードを完成させる」という投稿を行い、開発者コミュニティから強い反発を受けていたことがわかりました(Windows Central)。この投稿は約40万回以上閲覧され、300件以上の返信が寄せられていますが、その多くが批判的な内容となっています。
炎上の理由として、「Copilotがコードを仕上げる」という表現が、開発者にとって"現実離れした宣伝"に映ったことがあげられています。「Microsoftはユーザーや開発者の感覚からずれている」と多くのユーザーが返信しています。
また、この発言の直前には、Windows部門のトップが「Windowsをエージェント型OSに進化させる」と発言し炎上していました。Windows 11の品質問題が続いているなか、AI推しの姿勢が「まずはOS自体を修正してほしい」という批判を招いている模様です。
開発者から寄せられた返信の中には、「Windowsが不安定なのはCopilotのバイブコーディングのせいでは?」と皮肉る声もあります。実際、MicrosoftのSatya Nadella CEOが「Microsoftのコードの約30%はAI生成」と発言していることも不安視されています。
Copilotのコード生成は便利ですが、最適化不足や誤動作が多く、現状では、人間による確認が必須の状態です。そのようななかでCopilotが全てを自動化できるように印象づける発言が開発者の怒りを招いたのかもしれません。
一般ユーザーにとっても、Microsoftの「AI推し」戦略と、ユーザーが求める「安定したWindows」の間に大きなギャップがあることを示しています。
