セキュリティ製品評価企業AV-TESTとAV-Comparativesが実施した最新のテストでは、Microsoft Defenderが、Windowsのシステムパフォーマンスに悪影響を与えているとの評価が行われています。
Defenderを実行しているだけで、システムが「重くなる」可能性が高いことになりますが、それだけの負担に見合った性能を発揮しているのでしょうか。
AV-Comparativesは、パフォーマンステストに加えて、各種セキュリティ製品の実世界保護テストを実施し、Microsoft Defenderがかなり優れた性能を持っている事を明らかにしました。
今回実施されたテストでは、マルウェア対策ソフトが、実際の脅威を検出し、ブロックする能力が測定されます。テストではユーザー依存のものも含め誤検知の数も測定され、FPスコアとして数値化され、スコアが高いほど悪い性能とみなされます。
最終的な結果は以下の通りです。
Microsoft Defenderは、626のテストケースのうち623のテストケースをブロックし、FPスコアは7、保護率は99.5%となっていまう。AVG、Avira、McAfee、Kasperskyなどにつぐ成績で、最高ランクの「ADVANCED+」の認定を受けています。
Microsoft Defenderのパフォーマンスの悪化問題が解消すれば、ユーザーにとって信頼性の高いセキュリティソフトになることが期待できそうです。