Microsoftが約30年の歴史を持つ「VBScript」を段階的に廃止していく計画を明らかにしました。
VBScript(Visual Basic Script)は、Visual BasicやVisual Basic for Applications(VBA)に似たプログラミング言語で、今から約30年前の1996年8月に導入されました。
記事執筆時、Windowsクライアントから削除される予定の機能をまとめた「Deprecated features for Windows client」のトップに、VBScriptが掲載されており、次のような説明が行われています。
VBScript is being deprecated. In future releases of Windows, VBScript will be available as a feature on demand before its removal from the operating system. For more information, see Resources for deprecated features.
VBScriptは非推奨となります。Windowsの将来のリリースでは、VBScriptはオペレーティングシステムから削除される前に、オンデマンド機能として利用できるようになります。詳細については、非推奨機能のリソースを参照してください。
将来的にはWindowsから削除されるものの、当面はオンデマンド機能として利用し続けることができる模様。
Microsoftは特に理由を説明していませんが、VBScriptの非推奨化は、WindowsやOfficeへ感染するマルウェアの侵入経路を塞ぐ目的があり、VBScriptを統合していたインターネットエクスプローラーが既にサポート終了していることも影響していると考えられています。
[via BleepingComputer]