Microsoftが数日前にリリースしたEdgeブラウザの最新安定版、「Microsoft Edge 105」が起動しないという深刻な不具合が発生していることがわかりました(BetaNews)。
この問題は多数のユーザーの環境で発生しており、Edge開発チームのメンバーが解決のために乗り出しています。この情報によると、最新バージョンのEdgeが起動しない問題は、非推奨のグループポリシーが原因で、レジストリの編集で簡単に修正することができるとのこと。
Microsoft EdgeのゼネラルマネージャーであるSean Lyndersay氏はこの問題を認め、ユーザーによって発見された解決策が効果があることに同意しています。同氏はこの不具合をEdgeの次の安定版リリース時に修正する予定だと説明しています。
Thanks for the ping. Fix is in the next Stable update (next week). Deleting the key (which is an obsolete policy) is a sufficient workaround.
— Sean Lyndersay (@SeanOnTwt) September 2, 2022
具体的には以下の手順を実行します。
- Win+Rを押し「regedit」と入力しEnterキーを押す。
HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\Policies\Microsoft\Edge
に移動し、MetricsReportingEnabled
キーを削除する。HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Policies\Microsoft\Edge
に移動しMetricsReportingEnabled
キーを削除する。- レジストリエディタを閉じる。
- Windowsを再起動する。
MetricsReportingEnabledエントリは、古いブラウザポリシーによって作成されたもので、現在は必要ないとのこと。このエントリがシステム内に存在する場合にブラウザがクラッシュするため、このエントリを削除することで問題を回避することができるそうです。