Microsoftは現在、Chromium版のEdgeでスマートコピーと呼ばれる新しい機能をテストしています。
スマートコピー機能は通常のコピー機能とは異なり、Webページの特定の範囲を選択し、そのフォーマットを維持したままコピーできるという特徴を持っています。例えば表の一部を選択し、Microsoft WordやOneNoteなどの各種アプリにコピーした内容を貼り付けて再利用することができるようになるのです。
この機能がMicrosoft EdgeのCanaryビルドに実装されてテスト可能になったことがわかりました(Windows Latest)。
目次
Microsoft Edge Canaryのスマートコピー機能
Microsoft Edge Canaryでスマートコピー機能を使用するにはまず、「Ctrl+Shift+X(Windows)」または「Cmd+Shift+X(Mac)」のキーボードショートカットを入力します。
▲範囲選択が可能となります。コピーしたい範囲をドラッグして囲みます。選択範囲は自動的に認識され、右下の「コピー」ボタンをクリックすることで内容をコピーすることができます。
上記内容を例えばOneNoteに貼り付けると以下のようになります。
▲ハイライトされた領域が適切にコピーされていることがわかります。通常のコピー機能では難しい、表の特定部分(列のみなど)のコピーが可能なほか、画像やリンクなどを選んでも適切にコピーすることができるのです。
MicrosoftはChromium版Edgeに、縦型タブやWebキャプチャー機能など、Google Chromeにはない独自機能を積極的に追加しています。スマートコピー機能もユーザー獲得のための魅力的な機能の1つとなりそうです。