5年前から報告されていた不具合がMicrosoftとMozillaによりようやく修正された事がわかりました(Neowin)。
この問題は、Windows DefenderのAntimalware Service Executable(MsMpEng.exe)に関連しており、Mozilla FirefoxのCPU使用率が高くなることがあるというものです。
FirefoxのCPU使用率がGoogle ChromeやMicrosoft Edgeと比較して明らかに高くなることが確認されており、以下の画像はYouTubeを6回読みこんだ際に、FirefoxのCPU使用率が高くなることを示しています。
Firefox開発者のYannis Juglaret氏は、この問題が3週間前に解決したことを確認しています。
According to Microsoft, this will be deployed to all users as part of regular definition updates, which are packaged independently from OS updates. This includes even Windows 7 and 8.1 users, even though these platforms should not have had the performance issue with Firefox in the first place because the ETW events that cause it do not exist on these older versions of Windows.
Microsoftによると、これはOSのアップデートとは別にパッケージ化された通常の定義更新の一部として、すべてのユーザーに配布されるとのことです。Windows 7と8.1のユーザーも含まれます。これらのプラットフォームでは、Firefoxのパフォーマンスの問題は発生しないはずですが、この問題の原因となるETWイベントはこれらの古いバージョンのWindowsには存在しないため、そもそもこの問題は発生しません。
修正はOSのアップデートではなくWindows Defenderの定義更新の一部として全てのユーザーに配布される予定で、実際、最近公開されたMarch-2023 (Platform: 4.18.2302.x | Engine: 1.1.20200.4)で修正されている事が確認されたとのことです。
なお、FirefoxのCPU使用率はChromeと比較してさらなる改善の余地があることも判明しており、今後のアップデートで改良される事が期待されています。