Microsoftは先日、2023年11月30日に公開されたWindows 10のプレビューアップデートKB5032278をインストールした環境で、Sysprepにエラーが発生する不具合が存在することを認めました。
不具合の内容は「KB5032278以降の更新プログラムをインストールすると、Microsoft Edgeパッケージのステータスの問題により、一部のWindowsデバイスで、システム準備ツール(Sysprep.exe)を使用して準備を完了できない場合がある」というものです。影響を受けるデバイスではsetupact.logに0x80073cf2が記録されると説明されていました。
この問題は3月26日に公開されたオプションアップデートKB5035941によって解決しています。
KB5035941はオプションアップデートで、修正内容は4月の月例更新プログラムに含まれる形で一般公開されると予想されます。
この問題はWindows 10 22H2のクライアントバージョンにのみ影響し、Sysprep.exeの用途から考えると、ホームユーザーへの影響は少なく企業ユーザーにのみ影響する問題だと思われます。