Microsoft、3年越しの修正でWindows Serverの.NETバグにようやく対応

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2022年2月から長期間放置されていたWindows Serverの.NET Framework関連バグに対し、Microsoftがついに修正パッチを提供したことがわかりました(Neowin)。

この問題は、Windows Server環境で、.NET Frameworkを使ってActive Directory Forest 信頼情報を取得・設定しようとすると、アプリが例外を投げたりクラッシュしたりする場合があるというものです。中には「0xc0000005 アクセス違反エラー」が表示されるケースもあり、開発者たちは長らく回避策を模索していました。

Microsoftはこの問題を3年以上追跡していましたが、なぜ修正にこれほど時間がかかったのかは明らかにしていません。今回の修正は.NET Frameworkに対する「out-of-band(定例外)」パッチとして提供され、通常のWindows Updateでは配布されていません。

目次

パッチの入手方法と対象バージョン

パッチは、Microsoft Update Catalogから手動でダウンロードしてインストールする必要があります。個別にインストールするほか、WSUSやEndpoint Configuration Managerにインポートして適用することも可能です。

  • Windows Server 2022
  • Windows Server 2019
  • Windows Server 2016
  • Windows Server 2012 R2
  • Windows Server 2012

この問題はWindows Server 2025やクライアント版のWindowsには影響しません。

まとめ

この修正は、企業の環境を支えるWindows Serverに対して、Microsoftが今も継続的に対応している姿勢を示すものです。信頼性の面で一定の評価に値しますが、3年という対応期間は、開発者やIT管理者にとっては長すぎたとも言えるでしょう。

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