Microsoftが先日公開した、Windows 11用の5月の月例更新プログラムKB5026372をインストールすると、L2TP/IPsec VPN接続の速度が低下するという問題が報告されています。
この問題は4月末に公開されたプレビューアップデートKB5025305で発生し、その後公開されたKB5026372にも同じ修正内容が含まれていたため、より多くのWindowsユーザーが不具合の影響を受けることになった模様。
問題が発生した場合、VPNへの接続は可能なものの、速度が極度に遅くなりRDPがタイムアウトするなどの問題が発生します。また、Wi-Fi接続のみに影響し、有線接続は速度低下の影響を受けないとの報告もあるようです。
今回、この問題をMicrosoftは認識し、調査を開始したことがわかったとBleepingComputerが伝えています。
調査状況やパッチの提供時期は不明で、この問題の解決策は提供されていませんが、更新プログラムをアンインストールすることで問題を回避することができます。
更新プログラムのアンインストール手順は以下の通りです。
- 「設定 > 更新とセキュリティ > Windows Update」を開く。
- 「更新履歴の表示」をクリックする。
- 「更新プログラムのアンインストール」リンクをクリックする。
- 該当の更新プログラムを見つけてアンインストールを実行する。
アンインストール後、設定でアップデートを一時停止しておきます。